1. 従業員エンゲージメント偏重による落とし穴、導入に踏み切った生産性向上のためのskillty

導入実績

従業員エンゲージメント偏重による落とし穴、導入に踏み切った生産性向上のためのskillty

スキルティ 広報部

2037PV

2022.05.25(Wed)

『ITインフラエンジニアを輩出し続ける』ビジョンのもと
ネットワークエンジニアリングサービスとITスクールを中心に
事業を展開するネットビジョンシステムズ株式会社は、2021年1月からskilltyを導入している。

一時離職率が40%近く経営の危機的状況であったが、
社員のエンゲージメント調査を活用して離職率の低減に成功。

ただ、社員の定着率は上がるも生産性が上がらない。
そんな課題に直面していた代表の中塚は、なぜskilltyを開発して、
どう組織マネジメントを変えていったか。

問:skilltyを開発した経緯を教えてください。

2016年に離職率が40%と危機的状況のときに
従業員エンゲージメントが離職率と相関性があることを知り、
リンクアンドモチベーション様のモチベーションクラウドを導入しました。

2019年には最初のエンゲージメント偏差値47.8から
67.9まで改善することができましたが。生産性が上がらない状況が続き悩みました。

その状況であるコンサルタントのヒントから、
スキルを可視化して身に着けるべきを精査して期日を明確にすれば
社員のキャリアビジョンのもとに成長を促進させることができるのではないか。

さらに、人事評価と結びつかれば自身の成長も明確に評価されるので、
モチベーションの維持とスキルの定着化を実現をできるのではないかと考え、
スキルティ株式会社を立ち上げてSaaSとして開発しました。

従業員エンゲージメントを仕組み化する スキルマネジメント:中塚敏明著

問:では、なぜskilltyを導入しようとお考えになったのでしょうか?

フロントマネージャー陣のエンゲージメントスコアを確認すると
低スコアで伸び悩んでました。
いろいろヒアリングしていくと部下への支援活動に注力していて、
労働時間が高まっていたことが原因だとわかりました。
skilltyを活用すれば支援活動を可能な限りセルフマネジメント、セルフラーニングに転換して
マネージャー陣の稼働を低減できるのではないかとskilltyの導入を決めました。

skilltyを活用したらマネージャーが楽になった!?

問:skilltyを導入するにあたって何か不安は感じませんでしたか?

このシステムは毎週社員が職場で守るべきルールや、
自社の行動指針、技術スキルを習得できているかチェックする仕組みになっているのですが。
そのことがマイクロマネジメントになるではないかと不安でした。

ただ、マイクロマネジメントは他者の介入によるモチベーションの低下、
自律性を阻害することで、各自でのセルフチェックであれば問題ないではと考えました。

問:skillty導入で具体的にどんなことに取り組まれたのでしょうか?

目標の細分化を実施しました。
社会人、技術者として求めることを明確にして。
成長のステップとして、求めるスキルと、期日を可視化しました。

特に入社から3年間に取得すべきビジネススキル
経済産業が提唱する人生100年時代に必要となる社会人基礎力と、
技術スキル、そして社内スキルを可視化したスキルマップを作成。
習得すべく小目標として設定しました。

さらに、行動指針についても現場で活用できるような
仕事術までおとしこみ、合格、不合格判定して人事評価制度に
反映できるように再設計しました。
社員がどんなスキルを身に着けて
さらに、何をすべきか、すべきでないか、判断基準が明確になったと非常に好評でした。

そして、日々の職場で守るべきルールブックを作成しました。
ルールを明文化してからは、社内外問わずトラブルが減り、マネージャーもその部下も自分の仕事に集中できるようになっています。

特にskilltyのシステムでルールの遵守状況をチェックし、社員ごとに点数化して人事評価に反映しています。
それにより、ルールを守らせる側の負担も減るため、楽になったマネージャーが多いと思います。

社員の成長が加速化!?

問:skilltyの導入によって何か変化はありましたか?

作成いただいたスキルマップの中から
本人のポジションと在籍年数に応じた必要となるスキルを
表示して毎週、実施できているか、習得できているかチェックしてくので、
社員が各自の内省化を促すことができていると考えてます。

不足分についてはおススメの
動画コンテンツ視聴して予習、復習を実施できるので、
社員が成長に向かって自走化できているのが大きいです。

問:skillty活用で印象に残っているポイントがあればお聞かせください。

スマホでも見やすくセルフチェックできるのと、
不足分は各種リンクの資料や動画でマイクロラーニングができるので、

会社のルールや行動指針の確認、ビジネススキルや技術スキルの不足分の
研修受講が通勤時間などスキマ時間できると好評でした。
オンラインでも活用し易いとの声も大きかったです。

マネージャーからも指導の時間が大幅に削減できたことはもちろん、
ルールを守らない社員の指導をツールを見ながら指摘できるので、
精神的に楽だとの声も多かったです。

導入してからコロナ禍にも関わらず、従業員エンゲージメント偏差値71.5と上位2%の数値まで、
飛躍させることができました。
リンクアンドモチベーション様の担当者もコロナ禍でスコアが低迷する会社が多い中で、
飛躍するのは凄いと驚かれました笑

問:どのような方にskilltyはお勧めでしょうか?

常駐先が多い社員のSES業界に特化した仕様です。
特に現場常駐型で本社との関係性が希薄していてリテンション対策にお悩みの会社様は特にですね。

技術的なスキルだけでなくSES業界で非常に多いであろうクレームを防ぐためのルールやスキルを網羅してるのも有難いです。

社員が各自週次でチェックするため、マイクロマネジメントに陥らずに、
マネジメント業務の工数も大幅に削減して社員の成長を加速させ、
自走化する組織を構築できるシステムだと感じてます。

  • スキルマネジメントで組織の成長を最大化する

    組織の成長を最大化するためには、社員の育成環境を整えることが重要です。スキルの見える化と習慣化こそ、成長を最大化するセンターピンだと考えています。スキルマップで社員の生産性を最大化します。