1. オンボーディングが、企業や従業員にもたらす効果とは?

人材マネジメント

オンボーディングが、企業や従業員にもたらす効果とは?

スキルティ 広報部

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2022.12.22(Thu)

今、注目されている「オンボーディング」という言葉、知ってますか?

「オンボーディング」とは
新卒社員、中途入社の社員が、早く会社になじみ、力を発揮できるように
組織全体でサポートするプログラムのこと。

今回は「オンボーディングが、企業や従業員にもたらす効果とは?」の特集です!

新人早期育成といえば「オンボーディング」

会社に入ってきた新人を、早期に育成するためのサポート企画
「オンボーディング」

今では、人事用語としても使われています。
新人をサポート育成するための取組みとしては、1on1ミーティングや、サーベイ(売上などの調査)など、いろいろな種類がありますよね。

たとえば、中途採用で「即戦力」として入社してきたけど
会社になかなか馴染めなくて。実力を発揮できないまま退社してしまう人って
リアルに見た事ありますから。

また、せっかく入社したけれど、コロナ対策で「リモート作業」になり
会社の誰とも仲良くなれないまま、半年過ぎちゃった人とか聞きますよ。
ちょっと哀しすぎますよね。
また、こういった感じで

入社→すぐにリモート作業→会社の人と会話せずに半年過ぎる。

みたいな流れですと、、新人君のエンゲージメントを高めるのは、難しいかもしれませんよね。
先輩も、同期も、後輩もいない。
仕事の悩みを、誰とも分かち合えないし、誰にも相談もできない。

そんな環境だった場合
「新人君」本人からしたら、深い孤独を感じるのではないでしょうか。
やはり「一人前になる為のサポート」って、必要なのかもしれませんね!

従業員エンゲージメントを仕組み化する スキルマネジメント:中塚敏明著

新人の離職防止に、オンボーディング!

今、会社に入社してからの「離職率」が問題視されています。
会社は常に、即戦力が欲しい!

しかし即戦力になる為には、新人君が入社してすぐに、会社になじみ
必要なスキルを、整えなくてはなりません。

中途入社の場合「仕事の経験者だから頼りにして入社させた」のが、ほとんどでしょう。
しかし実際には、会社によってルールがまるで違うので、まず新しい会社のルールに慣れるだけで
半年位かかるパターンが、通常なのだと思うのです。

ですので入社して半年以内に

・仲のいい人を作り
・相談できる先輩がいて
・半年以内に仕事をすべて理解して、ガンガン実績を出している。

これは、ハードル高いですよね。
でも会社から求められているのは、上記です。
新人サイドから見た景色は、かなりプレッシャーがかかっているのが実情かと思います。

聞くスキル、かわいがられるスキル

自分も派遣で、半年おきに違う会社で働いていた時期がありましたが
半年かけて仕事に慣れて、慣れた頃に契約時期が終わりましたね(笑)

それでも私は、人見知りをしないので、要領いい方だと思います。今でもやめた会社のOB会に顔出したりする程度には要領いいです。それでも、先輩にある程度は聞かないと、そこの会社のルールって分からないものでした。
「聞くスキル」とか、「かわいがられるスキル」って大事なんですよね。

こういった「どこでも即戦力ほしい」ムーブの時代ですと
「生まれつき人見知りがある人」って、めちゃくちゃ社会で生きていくだけで
ハードル高くないですかね。ちょっと想像しただけで、大変そうな気がします。

やはり、早期に即戦力として成長してもらう為に、オンボーディングって必要に感じました。
今は「入社前のオンボーディング」を、実施している企業もありました。
ぜひ、ご紹介しましょう!

入社前のオンボーディング

「確実な即戦力となってもらう為に」
しっかりした企業では、「入社前からオンボーディング」を、実施している企業もありました。

新卒者の場合は、入社から内定までの期間が長いので、就職するまでに不安になる人も出てきますよね。ですから入社するまでに、オンボーディングを実施してみましょう!
しっかりと信頼関係を結んでおくと、新人君の不安は軽くなるし

会社側は、「ある程度「仕事の内容を理解した新人」が入社する」
というメリットがあるので、オススメです。
以下、施策例をご紹介しましょう!


【施策例】
・入社前の研修
・内定者インターン
・内定者同士のリモート交流会
・先輩社員との交流会、リモート座談会
・会社見学
・定期的なリモート面談
・社内報などの資料送付
・課題図書や通信教育の提供

入社前は、リモートによる相談会、座談会などのオンボーディングが、効果的なようです。

入社後のオンボーディング

入社後のオンボーディングにも、大きなメリットがありました。
入社直後は、新入社員にとって毎日が何もかも「人生初」

長年、その会社にいる人には分からないようなプレッシャーや、企業同時のルールを学ぶのに必死なはずです。ですから入社直後は、新人君の不安を解消するオンボーディングが、必要不可欠だと思います。

実は、中途入社の方が社会人経験があるために
「前の会社と比べたり」
「知り合いの会社と比べたり」するので

知識があるぶん初めての仕事も、新卒の子より「スッと素直に吸収できないパターン」があります。
結構あるあるでした。
ですので、入社後はこういった例のオンボーディングは、いかがでしょうか?

入社後のオンボーディング、実施してみた

【施策例】
・OJT
・新入社員に対して個別に、最初の短期目標の設定と達成までのサポート
・新入社員による、学びの成果発表会を企画
・社長、経営陣による講義
・企業理念・企業の歴史、ルールを学ぶ研修
・業界の知識や技術についての理解を深める研修
・社内の各部署、施設見学会
・ランチ会、歓迎会、交流会
・同期会
・質問窓口、相談担当を設置してサポート
・業務日報の提出
・新入社員に教えておくとよい項目をリスト化して、渡す
・会社のルール、育成方針をシェア


こういったオンボーディングを実施してみると、新人君のヒリヒリした不安感が
激減されるかもしれませんね!

1.人事担当者が離職防止のカギ

いかがでしたでしょうか?

「新卒を入れても、すぐに退職してしまう」
「即戦力として、まだ使えない……」
といった心配の声が、どの企業からも聞かれますね。

株式会社リクルートキャリアの調査によれば
「新人が人事担当と、よくコミュニケーションを取っている場合」
「コミュニケーションを取っていない社員」と比較したところ

人事担当とコミュニケーションを取っていた社員の、8割が
入社後、即戦力として活躍した。との結果が報告されていました。

確かに、入社したすぐ後に「相談できる人事担当の存在」ってかなり、心強いですよね!
離職防止のカギは、人事担当の采配にかかっているかもしれません。
オンボーディングを実施するなら、人事担当は新人育成が上手そうな人を、選んでおきましょう。

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    組織の成長を最大化するためには、社員の育成環境を整えることが重要です。スキルの見える化と習慣化こそ、成長を最大化するセンターピンだと考えています。スキルマップで社員の生産性を最大化します。