1. インナーブランディングの企業事例集

人材マネジメント

インナーブランディングの企業事例集

スキルティ 広報部

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2022.12.26(Mon)

「インナーブランディング」という言葉には
「従業員に対して行われるブランディング」という意味がありました。

また「ブランディング」とは、企業イメージのブランド力のこと。

どんな企業も、この「ブランディング」がしっかりしていれば
顧客はその個性を買うことに、ステイタスを感じるので
他者との差別化ができるのです。

今回は、「インナーブランディング」のお話
「インナーブランディングの企業事例集」についての特集です!

社員とブランドイメージを共有すること

「インナーブランディング」は、社内に向けて行うブランディング活動のこと。

「企業のブランド力」向上のために、社員には「自社の価値や魅力」を理解してもらいましょう。
「自社の魅力」をしっかりと理解した社員は、お客様に説明するときに
誇りを持ってPRできるようになるでしょう。

よく傾きがちな会社だと「会社と社員の間に、意識のズレ」があります。
これを無くして「うちの会社の商品には、本当に価値がある」という事を、理解してもらうのです。

「会社と社員の間にある、意識のズレ」がなくなれば
離職率も低下して、モチベーションの高い社員が増えていきますよね。
ですから結果として、会社の業績がアップされるのでした!

従業員エンゲージメントを仕組み化する スキルマネジメント:中塚敏明著

インナーブランディングの成功例

それでは、インナーブランディングの成功例をご紹介しましょう!
サントリーの社内人材育成が、おもしろ凄まじかったので、ぜひご覧ください。

サントリーのインナーブランディング!

サントリーは「人あっての会社。サントリーは人がすべてであり、社員一人ひとりが最大限に自らの能力を発揮することが会社の成長につながる」

という考えがあり、社員が「10年後のキャリアを自分で設計する」というシステムがありました。
これを育成制度「キャリアビジョン」と言います。

社員が記入した「キャリアビジョンシート」をもとに、「将来なりたい姿」をイメージし
その実現のためにマネジャーと話し合うのだそうです。「従業員・マネジャー・人事」が三位一体となって夢を叶えていくストーリーを、企画していました。

ちょっと素敵ですね!

サントリー大学で人材育成!

サントリーは、2015年4月に「サントリー大学」を開校しました。
大学といっても校舎があるわけでは、ありません。

「サントリー大学」とは、「人材育成プログラム」の呼び名でした。
「社員一人一人の能力を開発する事で、サントリーグループが成長する」という考えがあり
その想いを共有して、インナーブランディングをしています。

また、強いビジネスリーダーを継続的に育成していくプログラムもあるんですよ。
考え方が、強いですよね。
サントリーでは、高いビジネスレベルを目指して、キャリアストレッチの機会を提供していました。

スタバはインナーブランディングの成功例

「スターバックス」は、広告なしで流行った企業の一つ
スタバって、CMを一切していないんですよ。

そういえば、スタバのCMって見た事ないなーと思いました
スタバではたった一人のアルバイトに、「80時間の教育」をするのだとか。

とにかく丁寧にスタバの良さ、ブランドの魅力、丁寧な接客、おいしい珈琲のいれ方を伝えていくのだそうですよ。まさに「インナーブランディングの成功例」でしょう。
たった一人のアルバイトにも「80時間の教育」は、圧倒的に他社とちがう戦略です。

スタバのバイトに応募する人は、本当にスタバを愛しています。
社員の場合も、熱狂的に好きな人が入社しているらしく、何かの事情でスタバから転職しても「給料が半分になってもいいから働きたい!」と、戻ってくる人もいるのだと聞きました。

すごい、インナーブランディングの熱量ですね!

スタバのブランド力は「雰囲気」

スタバでは80時間の研修の中で、コーヒーの淹れ方や、接客を教わるだけでなく
「なぜそれをするのか」を考える時間を、しっかりと作っています。

また、スタバには「接客マニュアル」がありません。
日々、臨機応変に誇りを持って、お客さまにおいしい珈琲を淹れることを、誇りとしています。

カップにハートのイラストを描き添えたり
常連さんがオーダーするドリンクを覚えていたり。
「今日はお仕事遅くまで、お疲れ様です」といった声がけをしたり

そういった心遣いは、「スタバスタッフの自主的な行動」であって
マニュアルがある訳では、ないんだそうです。

ですが、スタバスタッフは自主的に
常連客の顔と名前を覚えて、話しかけているんですよね。
例えば、ある人がいった言葉ですが
「トラブルがあっても、スタバならイライラしなかった」という意見を耳にした事がありました。

「スタバなら、神対応をするだろう」
というブランド力。これは、ブランディングとして成功していますよね。
スタバの付加価値は「雰囲気」です。

コーヒーを飲むだけなら、コンビニでいいのに
足を運ぶ理由は「リラックスできる居心地の良さと、上質な時間。雰囲気」でした。

センスのいい内装、配慮のある優しい店員、トラブルがあっても神対応するであろう
イメージの良さ。
これはスタバ店員の「仕事への誇り」から、にじみ出る
「インナーブランディング」の力でも、あるのでした。

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    組織の成長を最大化するためには、社員の育成環境を整えることが重要です。スキルの見える化と習慣化こそ、成長を最大化するセンターピンだと考えています。スキルマップで社員の生産性を最大化します。