1. 企業がウェルビーイングを推進するメリットとは

働き方改革

企業がウェルビーイングを推進するメリットとは

スキルティ 広報部

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2022.11.15(Tue)

ご存知ですか? 「ウェルビーイング」
この言葉には「身体的、精神的、社会的にすべて満たされた状態」
という意味がありました。

「幸福」とも、訳されています。

「はたらきやすさ」や、「心身ともに健康的に働くこと」が
今、改めて見直されつつありますよね。
今回は「企業がウェルビーイングを推進するメリットとは」の特集です。

従業員エンゲージメントを仕組み化する スキルマネジメント:中塚敏明著

幸福度ランキング世界56位の国、日本の働き方

2021年、国連が発表した「世界幸福度ランキング」の中で
日本はなんと、「56位」でした!

残念ながら
この国ではまだ、ウェルビーイングが浸透していないようですね。
こういった結果をふまえると、あらためて「心身ともに健康で、長〜く働ける」職場って、本当に大切なのだな、と感じました。

2020年に起こった、コロナウイルスの感染拡大。
これにより、たくさんの企業がリモートワークに切り替えたり、長年続けてきた働き方を捨てるしか、ありませんでした。コロナに対応した働き方に、シフトするしか方法がなかったですよね。

ストレスがアップしてしまった人も、多くいる事でしょう。
だからこそ今、心と体の幸福度を重視した
「ウェルビーイング」の推進が、注目されているのです。

メリット1.医療費の軽減

ウェルビーイング経営を取り入れると、果たして
どんなメリットが起こるのでしょうか?

社員の幸福度が上がると聞く「ウェルビーイング経営」を取り入れたところ

「医療費が、ガクンと下がった」という結果がありました。
まず、心身ともに健康になり、ガンガン働けることで「病院に行く機会が減った」という人が増えたのだという事です。

メリットとしては
医療費の減額、薬代の減額、通院するために会社を休まなくてもいい。
こういったリアルな声が聞かれました。

メリット2.離職率が下がった

心身ともに健康的になる経営を心がける事で
働きながら、幸福度のエンゲージがアップして

「会社の居心地がよくなった」→転職しなくてもいい

という状態になり、離職率が下がった。というアンケートがありました。優秀な人材が、会社に長ーく働く状態となれば、転職による「採用コスト」が削減できたのです。

メリット3.ワークエンゲージメント、生産性のアップ

働きやすい環境だと、社員のワークエンゲージメントが上がります。
「ワークエンゲージメント」とは、仕事に対してポジティブで充実した心理状態のこと」

「活力、熱意、没頭」の、3つが満たされている状態となります。
ワークエンゲージメントがアップし、健康でキラキラした社員が増えれば、自然と社内の雰囲気も明るくなる事でしょう。それにより、社員全体のモチベがアップします。

健康的な経営方針により「企業全体の、生産性アップ」へと繋がっていきました。
ヘルシーだと、ポジティブなアイデアも湧きやすくなります。
モチベがアップし「成長意欲」が刺激されて、仕事のパフォーマンスがアップした。
こういった結果報告を聞きました。

働きやすい環境をバックアップ

従業員のウェルビーイングを高めるために、何ができるでしょうか?
ここで企業が取り組んでいる「事例」を、ご紹介しましょう。

有給休暇の取得率をアップさせる

とある情報通信会社の事例ですが
まず残業を、前年度より20%カットしました。その上で「有給休暇」を取得した社員には「残業代として渡す予定だったお金を、支給する」という、システムを作ったのです。

このシステムにより、月間の平均残業時間が半分になりました。
有給休暇の取得率もアップして、社員のモチベーションがアップしたのです。

託児所の設置

企業の「はたらき方改革」により、企業内に託児所を設置している企業も、増えてきましたよね。実際ヤクルトの事業所などは、もう10年以上前からあります。
「託児所のある企業」ということで、子育てをするワークマザーからは
「最後の砦」だったのです。

託児所があるイオンも、たまに見かけますね。
子育てしてみると分かるのですが、保育園て今、ものすごく少ないんですよ。

私の時は、「児童の募集! 定員4名」に対して
集まってきた児童の数は、60名。

くじ引きで60人の中から、そのたった4人が選ばれました。
私は見事、2番を引いて入所できましたよ!
でも、それは本当に運が良かっただけなんです。

あの日、クジが外れていたら……私はヤクルトレディになっていました。
それでも「もし外れたら、あの企業がある!」という希望があった事。

あの頃の私には、心強い事でしたよ。今どき、夫の給料だけで豪遊できるほどのセレブなんて、なかなか存在しませんから。

「託児所のある企業」というのは、子育てしている母にとっては砂漠のオアシス。
最後の楽園なんです。大げさではなくて。
子どもの玩具や、塾だって、どれも無料ではありません。

企業内の託児所や、「子連れ出勤制度」の導入などは
ぜひ! 推進して欲しい案件だと思いました。

男性社員、育休のススメ

某大手メーカーでは社内で「男性の育児休暇」を、積極的にプッシュしたところ、育児休暇の取得率が倍増しました。

それまでは
・人手不足だから、育休は取れない。
・会社に、キチンとした制度がない
・制度はあっても、誰も取っておらず、取りにくい雰囲気がある。

こういった理由で、なかなか普及しませんでした。
しかし制度化して、取りやすい雰囲気に導いたところ、「産後で赤ちゃんの面倒が大変すぎる、妻の負担が軽くなった」という結果報告があったという事です。

ウェルビーイングで変わる世界

このように、ウェルビーイングを導入する事で「心身ともに幸せで、健康になり働きやすくなった」という方が、増えていきました。

また、「働きやすさ」だけでなく
「働きがい」も大切なポイントです。

今、手がけている仕事がリアルで、誰かの役にたったり、感謝されるような「誇りを持った仕事である」という事も大切ですよね。胸を張って「自分の仕事だ!」と言えるような、仕事内容であったりだとか。

思わず、夢中になってしまうような企画を任されたり。
「この仕事をすることにより、こんな効果があり。社会に貢献している」といった、仕事が誇りになるような説明があると、モチベーションもアップされるでしょう。

何かしら「働きがい」も、プラスされるといいと思いますよ。
それにより、ウェルビーイング経営のメリットは、プラスされていく事でしょう!

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