1. 従業員エンゲージメントの高い企業の特徴

従業員エンゲージメント

従業員エンゲージメントの高い企業の特徴

スキルティ 広報部

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2022.07.11(Mon)

従業員は会社にとって、いわば「事業」そのものです。
従業員側が「充実感を持って」働いていれば「エンゲージメント」が上がります。

「従業員のエンゲージメント」とは、「会社と従業員の間の信頼度の高さ」を指す言葉。

「Engagement」という英単語には、「約束、契約」という意味がありました。

婚約指輪をカタカナ語では「エンゲージリング」と言いますよね。エンゲージリングを送る風習は、6,000年以上前の古代エジプトで生まれた儀式に由来しています。

古代エジプトでは婚約の証として「永遠に途切れない、夫婦の絆」を表すため、麻で編んだ輪を作り、永遠の愛を誓いました。

つまり、会社から従業員へと贈られるエンゲージメントは、さながら「信頼」という名の指輪でしょう。

従業員とのエンゲージメントがあれば、不安がなくなり、モチベーションもアップさせられるかもしれません。
それでは今回のテーマ、「従業員エンゲージメントの高い企業の特徴」へと参りましょう。

従業員エンゲージメントを仕組み化する スキルマネジメント:中塚敏明著

モチベーションを上げるには、社内表彰をせよ!

「私はこの会社で必要とされている」と感じて働けることは、すごく重要です。

実際に、「社内での表彰のある会社は、従業員エンゲージメントが高い」というアンケート結果を
見てみましょう。例えば、A社では

・年2回の全社表彰式
・月1回の部門表彰式

を行っています。
表彰対象となっているのは、「会社に業績を残した人」だそうです。

A社が大切にしていたのは「金銭報酬」だけでなく、社員のモチベーションアップのための「感情報酬」もでした。

第1のエンゲージメント「感情報酬」

では、「感情報酬」とは、なんでしょう?
感情報酬とは、「ワクワク感」や「やる気を引き出される」など、「気持ちが高まる報酬」のことを言います。

表彰式では、全員からパチパチと賞賛の拍手を浴びるため、やる気や感動を奮い立てられる人は多いですよね。

感情報酬は「仕事による報酬」においては「第3の報酬」と呼ばれています。
具体的には、昇給やボーナスではなく、「上司が部下を褒める」「才能を褒める」などを指します。

実は「従業員エンゲージメントの高い企業」には、「感情報酬を大切にしている会社」が多く存在しています。

社員が喜ぶと「モチベーションアップにも繋がる」ため、感情報酬は積極的に大切にしましょう。

第2のエンゲージメント「地位報酬」

「地位報酬」は、「社内での立場や役職が昇進すること」です。
例えば、「係長⇒課長⇒部長」のように出世することです。
また、出世して地位が上がることで「給料がアップする会社」も多いですよね。

地位報酬で得られる気持ちの具体例には、「営業で名刺を出した際に特別扱いしてもらえる」や
「部下が増える」などの「地位向上による特別扱い感」が挙げられます。

本当に優秀な人材には、「定期的な地位報酬の機会」を与えてあげられると良いでしょう。

第3のエンゲージメント「金銭報酬」

「金銭報酬」は、そのものズバリ「給与」を指しています。
おそらく、「会社に入って最初に与えられる報酬」は、「金銭報酬(=給与)」ですよね。

例え感情報酬や地位報酬を受けられなくとも、「これだけの業績を上げれば、給料がアップする」「ここまで残業すれば、ボーナスに反映される」などの目標があれば、「情熱を持って仕事に取り組める」という人は多いでしょう。

ちなみに、各従業員の日々の努力を認め、何かの折に「臨時ボーナスを出す」などしている会社も「従業員エンゲージメントの高い企業」に含まれていました。

エンゲージメントが高い=勤続年数が長い

従業員のエンゲージメントが高ければ、モチベーションはアップします。
そのため、「会社への貢献意欲」も自然と高まります。

なぜなら、「会社の業績をアップさせたい!」という思いが強まることで
「従業員の仕事への意欲」も高まるから。

企業アンケートの結果によると、従業員のエンゲージメントが高い会社は、従業員の「会社への信頼度」も高い傾向にありました。

また、「従業員エンゲージメントの高い企業」では、他の企業よりも
「勤続年数が長い従業員」が多いという傾向も見られました。
「勤続年数が長い人が多い」ということは、その企業は
「従業員にとって働きやすい環境が整っている」のかもしれませんね。

従業員アンケートを実施

定期的なアンケートの実施は大切です。
「現場での不平不満」や「現場で生まれたアイディア」など、「アンケートを介さなければ見えてこないこと」も数多くあります。
つまり、「アンケートは貴重な現場の声」というわけです。
現場から挙げられた「仕事の不満」が管理職へとフィードバックできれば良いですよね。
アンケートから見えた現場の声を参考に、「居心地の良い環境へのシフト」や「制度設計の見直し」などを進めていきましょう。

事実、「定期的なアンケートを実施している会社」も「従業員エンゲージメントの高い企業」として多く存在していました。

従業員エンゲージメントの高い企業の特徴

おそらく、「従業員が企業に求める内容」は「企業ごとに異なる」でしょう。

しかし、大切なことは下記の3つです。

1.定期的な表彰などで、感情報酬を得られる機会を与える
2.1に加え、地位報酬や金銭報酬もきちんと担保する
3.定期的にアンケートを実施し、従業員の声をキャッチアップする

これらができていれば、従業員エンゲージメントを高めることは難しくないでしょう。

従業員エンゲージメントを高めて、信頼度を上げることで「業績を上げられる会社」になれれば素敵ですね!

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