1. 人生100年時代の社会人基礎力について

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人生100年時代の社会人基礎力について

スキルティ 広報部

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2022.11.11(Fri)

今、「社会人基礎力」が求められています。
「社会人基礎力」とは、経済産業省が2006年に提言した言葉でした。
今や、人生100年の時代。

戦中、戦後は「人生50年」と謳われていましたが
調べてみたら、本当に50年位でした。資料をみてみましょう。

【昭和22年(1947)】
男性の平均寿命=50.06
女性の平均寿命=53.96

【令和20年(2021)】
男性の平均寿命=81.47
女性の平均寿命=87.57

2021年の平均寿命は、男女とも80歳越えていましたね。
私の祖母は、99歳まで生きました。リアル大往生です。

今や本当に、1世紀を生きてしまう時代。50歳でも、あと50年あるんですよね。
長い! 本当に長いです。
社会も働き方も、大きく変わろうとしていました。

さて、貴方はどう生きますか?

今回は「人生100年時代の社会人基礎力について」の、特集です!

知りたい!社会人基礎力

社会人基礎力とは、一体なにを指すのでしょうか?

2006年、経済産業省により
「多様な人々と仕事をしていくうえで、必要な基礎的な力」
として定義された概念です。

これは、会社が求める人材のビジョン
「会社が求めているスキル」と

学生が考えたビジョンの
「会社が求めているスキル」が
あまりにも違っていたので、その認識を埋めるため、定義されました。

2006年の段階では
「学生向け」に提案された、概念だったのです。

その後、経済産業省は2018年に、個人のライフステージを各年代で、活躍し続けるために。求められるスキルを発表しました。これがーー
「人生100年時代の社会人基礎力」なのです。

これは、学生のみ対象ではなく
幅広い年齢層に向けての、概念です。どの年代においても「会社から求められる人材でいるために」知っていて欲しいスキルの情報でした。

ぜひ、読んでみてくださいね。
それでは、ご紹介いたしましょう!

従業員エンゲージメントを仕組み化する スキルマネジメント:中塚敏明著

社会人基礎力!アップデートされた『3つの能力』

それでは、2018年にアップデートされた
「人生100年時代の社会人基礎力」を、見てみましょう。
まずは、「3つの視点」を、ご紹介しましょう。


【1.何を学ぶか(学び)】
・学び続ける、継続力
・キャリアを積み続ける

【2.どう学ぶか(統合)】
・たくさんの体験を積み、経験値から仕事をふり返る。
・異なる能力をコラボする。

【3.どう活躍するか(目的)】
・自己実現や社会貢献に向けて行動すること。
・キャリアアップする。

人生100年の時代、この3つの視点を大切にして、生きてみませんか?
これからの時代、キャリアを積みたいなら、必須のスキルだと思いました。

経験値を積んで、自分の仕事を振り返りながら、キャリアアップしていきましょう!

社会人基礎力『12の能力要素』

今後、人生100年を生き、働いていく中で「12の要素」が必要であると
政府は提唱しました。

これを聞くと「え、そんな12もスキルがないと、社会で出世できないの?」
と、マイナスに考える人もいるかもしれません。
現実的に考えて、12ものスキルを完璧にマスターするなんて、割と無茶な話ですよね。

全部をマスターできなくても、「こういったスキルが求められている」という事を、しっかり把握しておけば、未来は変わるかもしれませんよ。ここは冷静に「企業が欲しい人材のスキル」を、飲み込んでおきましょう。それでは、「社会人基礎力」12の要素をご説明します。

考え抜く力(シンキング)

「考え抜く力」とは、目の前の現実をしっかり見据えて
「疑問をもち、考え抜くスキル」のことです。

ビジネスにおいて、ちょっとした違和感を見抜き、
危機感を感じたら「問題解決につとめ、考え抜く」というスキルは
社会で生き残っていくのに、必要となってきますよね。

考え抜く力には、「課題発見力」「計画力」「創造力」という3つの要素が、含まれていました。

【課題発見力】

現実を把握し、「課題」を明らかにするスキル。

今、問題点はないでしょうか?
ふと感じた違和感を大切にして、「課題」を明確にしてみましょう!


【計画力】
課題に向かって、解決するための計画力のこと。
まずは絶対に成功する為に、しっかりした計画が必要です。

予測不可能なことも起こるという、前提で「余裕を持った計画」を立てましょう。とにかく成功させること。完走するために、スケジュールを立てるのです。


【創造力】
「創造力」には、オリジナリティ溢れる、クリエイティブな発想が欲しいと思います。
時代のトレンドも把握しておく必要があるでしょう。センスも大切ですよね。
センスは、多大な情報からも磨かれていきます。

前に踏み出す力(アクション)

【主体性】
自ら進んで、仕事に取り組む力のこと。
当事者としての、「責任感」も必要となってきますね。
指示待ちロボットになることなく、自分から発信していく、行動力を大事にしましょう!

【働きかけ力】
他人に協力を求め、一緒に企画を成功させていくスキル。
一人ではできない大きな仕事は、チームで成功させましょう。

【実行力】
目標が決まったら、ゴールまで走るために、行動するという「行動力スキル」
ラストランで笑顔になるためには、まずは最初の一歩から。
リアルで動いている人たちの、苦労も汲み取ってあげて下さい。

チームで働く力(チームワーク)

【発信力】
自分の意見を、分かりやすく伝える力。
相手にしっかり伝わる為には、語彙力や表現力が必要となってきます。

【傾聴力】
相手の話に、しっかりと耳を傾けるスキル。
実際、話し上手より、聞上手の方が信用されます。


【柔軟性】
問題点が見つかった時、柔軟な対応ができるスキル。
ものすごく重要なスキルです!
世の中「自分の企画が正義」の人も多いので。相手と意見がぶつかった時は、相手の話もしっかりと聞き、うまく柔軟に進行していきましょう。

【情況把握力】
リアルに今何が起こっているのか、現実を把握するスキル。
楽観的に捉えて、大切なことを見逃さないようにしましょう。


【規律性】
社会のルール、約束を守るスキルのこと。
時間を守る、締め切りを守る。人間としての道徳を守る。
当たり前ですが、一番大切なモラルですね。

【ストレスコントロール力】
自分のストレスを、コントロールできるスキル。
これ、けっこう重要ですよ。

自分で自分のご機嫌を取り、ポジティブな言葉を使って、ストレスを発散していくこと。これは重要なスキルの1つと言えるでしょう。

仕事によって求められるスキルも違う

いかがでしたでしょうか?
もちろん仕事によって、求められるスキルも違うと思います。

ですが社会人として、人として。
必須なスキルが、記されていたような。そんな気がしています。

人生50年いきても、まだあと50年あるという現実世界。
どうせなら、社会人として必要なスキルを、ランクアップしていきましょう。
レベルアップした自分で、人生100年の社会人生活、楽しんで下さいね!

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    組織の成長を最大化するためには、社員の育成環境を整えることが重要です。スキルの見える化と習慣化こそ、成長を最大化するセンターピンだと考えています。スキルマップで社員の生産性を最大化します。